People #03

食の安全を守る
“最後の砦”として。

田森 麻由実
品質保証
2005年入社
(商業・経理科卒)
品質保証

できあがった製品について味覚を含む品質チェックを行い、現場からの情報も集めながら、最終的に出荷判定を出すのが仕事です。

食の安全という土台

昔から衣食住と言われるように、食は私たちの生活になくてはならない存在です。味の素食品(当時:クノール食品)に入社を決めたのは、自分の身近にある食の仕事に就きたいと思ったからです。入社後は総務部に配属され、工場見学の案内業務を担当しました。来場されたお客様から「これ、おいしいんだよね」と直接声をかけてもらうことが、やりがいになっていましたね。ただ、それは品質が守られていることが大前提。「おいしいね」の一言は、食の安全という土台の上に成り立っている事実を、今の品質保証の部署に異動してから、日々実感しています。

「この味」
という味を守るために

検査内容は機械を使って材料がうまく混ざっているか、調合に不具合がないか、というところから、官能検査という視覚・嗅覚・味覚など人間の感覚を用いたものや微生物検査なども行っています。味の素食品では原材料が自然由来なので、一律ではありません。それが基準の味からどれだけの幅にあるのかを検査し、出荷できるかどうかの最後のチェックを行っています。万が一のことがあれば、同じ窯でつくったすべての製品の出荷を止めることになります。それは大きな責任が伴う判断です。

感覚を研ぎ澄ませて

品質検査員は年に一度、苦味・塩味・甘味・酸味・うま味の5種類の味や濃度差、においなどを見極める試験に合格しないと検査業務に携わることができません。もちろん専門の測定機器もあるのですが、それでも目や鼻、舌を使った検査を実施し続けているのは、当社の取り扱う商品が、お客様の口に入る食品だからです。小さな変化にも気づけるよう観察力は常に意識しています。検査を徹底し、感覚を研ぎ澄ませて、わずかな変化も見逃さない。お客様の「おいしいね」のために、私は食の安全を守る“最後の砦”として仕事をしています。

1日のスケジュール

8:00
出社
8:05
朝礼・清掃
8:20
検査業務
9:20
デスクワーク(出荷判定業務他)
資料作成
10:30
官能検査
11:00
各種調査・問い合わせ
12:00
昼食
13:00
ミーティング
13:30
検査業務
14:30
デスクワーク(出荷判定業務他)
各種調査・問い合わせ
資料作成
16:45
退社

メッセージ

成長ができる環境があります。

私たちにとって身近な「食」と「健康」に携わることができるので、大きなやりがいを感じられる仕事です。また、会社に入ってからもさまざまな部署で働く機会があり、成長できる環境がありますよ!